フランス南東の街Grasse(グラース)は古くから花と香水の街として知られています。その起源は16〜17世紀にさかのぼり、街にオレンジフラワーやタイム、ローズマリーを大量に植えたことから始まります。この地域はもともと羊のなめし皮の産地でもあり、その革手袋に香りのオイルを染み込ませて上流階級の人々に販売したことから世界有数の香水の産地となりました。
噴水も花のモチーフ


中世の街並みが残る旧市街
       
  また、南東向きで日当たりがよいことや、石灰岩の土地で水はけがよいこと、丘の斜面に広がる地形のため、山・工場のある高台・その下に広がる街とそれぞれに標高差があることで、さまざまな植物原料が育ちやすいこともその要因となってきました。現在では<フラゴナール香水博物館>や<プロヴァンス美術・歴史博物館>などいくつかの美術館・博物館があり、観光名所にもなっています。  
       
  街のブロカントショップのウィンドウに並んでいた古い香水瓶。美しいラベルに見入ってしまいます。

アスファルトにグラースのGを発見。
 
今回訪れたのは、香水やアロマオイルなどの香りのもととなる香料原料を抽出しているメーカー。フランスには、ここから提供された原料を使用して香水やアロマオイルなどをつくっているフレグランスメーカーがたくさんあります。<ロタンティック社>もそのひとつ。キャトル・セゾンでは<ブランシェ・アルモニ>シリーズをグラースの<ロタンティック社>でつくっています。トワレやソープ、ルームスプレーなど、いずれもクオリティーの高さには定評があります。
写真はサンプル用に香りの調合を行っているところ。モニターに必要な種類とそれぞれの量が表示され、それにぴったり合うように少しずつ加えます。ここにある香りは約2000種ですが、その中でよく使われるものは350種類くらい。このメーカーにはパフューマーと調香師が6人ずついます。それぞれペアを組んで、パフューマーがイメージした香りを調香師が実際につくるそうです。デザイナーとパタンナーのような関係。
たくさんの原料が標本のように並ぶ研究室。研修施設としても使われています。
一般的にもよく知られる<ムスク>。もととなるのはこんな動物性の原料。この状態で匂うと鼻をつく強い香り。どうなったらあの良い香りになるのか不思議です。  
 
古くから使われている
蒸留設備(右3点)
   
 
工場のまわりにたくさん植えられたオレンジフラワーの木。おどろいたのがこの葉っぱです。ちぎってみると、オレンジの皮をむいたときのような、柑橘の甘くさわやかな香りがしました。  
       
  世界中の7割の調香師がいるといわれる香りの街グラース。10年ほど前に初めてここを訪れたときは、真夏だったせいか、街中が濃い花の香りに包まれていました。香水の街に来たのだという感激をいまでも強く覚えています。次はぜひ8月上旬のジャスミン祭の時期にあわせて行ってみたいと思いました。

【番外編】L'Isle sur la sorgue
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キャトル・セゾンの20周年を記念して、フランス・ロタンティック社でフレグランスブーケのキットをつくりました。フレグランスブーケはヨーロッパで愛用されている室内芳香剤です。
四季の花をイメージしたアロマオイル(春・ローズ、夏・スズラン、秋・コスモス、冬・オレンジブロッサム)と、希釈用アルコール、スティックがセットになっています。それぞれの花の香りを楽しむことはもちろん、レシピに従ってオイルをブレンドしていただくことでさらに5種類の香り(リラックス・ポジティブ・エナジャイジング・コンセントレーション・センシュアル)をお楽しみいただけます。
オイルはアロマポットでもお使いになれます。
一本ずつでも、それらを束ねたときも、美しく芳しい香りを放つ花々。
そんなイメージでこのキャトル・セゾン(四季)のブーケをつくりました。
ぜひお試しください!

 
アニバーサリーフレグランスブーケ
税込 \5,880 
(キャトル・セゾン全店にて発売中)

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